UGC広告は素材探しから始めず、利用目的と配信先を先に決めます。目的が明確になると、必要なUGCと取得する許諾を対応させやすくなります。確認する指標も目的から決められます。実務は目的設定から期限管理まで、次の7段階で進めることが重要です。
- 目的と配信先を決める。
- 必要なUGCの収集方法を決める。
- 広告に使う候補素材を選ぶ。
- 権利と利用条件の許諾を得る。
- 広告表示と媒体審査へ対応する。
- 条件をそろえて配信・検証する。
- 利用期限と配信停止を管理する。
目的と配信先を決める
最初に、認知、商品理解、サイト遷移、応募、購買のどこを動かすか決めます。目的に合わせて、配信媒体、対象、期間、遷移先と測定方法を対応させてください。たとえば購買が目的なら、広告のクリックだけで評価せず、商品ページや応募ページへ移った後の行動も確認します。
必要なUGCを集める
UGCの集め方は、自然投稿の探索、購入者への投稿依頼、投稿キャンペーン、クリエイターへの制作依頼などです。必要な利用場面や感想を先に決め、目的に合う方法を選びます。広告利用を予定するキャンペーンでは、募集時点で広告への掲載、加工、利用期間などを分かりやすく示してください。ハッシュタグキャンペーンの設計も確認できます。
素材と権利者を確認する
候補素材ごとに、投稿者、撮影者、出演者、音源や画像等の権利者を確認します。投稿者自身が撮影した動画でも、映った人物や店内BGM、キャラクター等は別の権利者に関係する可能性があります。広告に必要な権限を投稿者が持つか確認し、不明な要素は削除・差し替えを検討してください。
利用許諾と広告表示を整える
利用許諾は「広告に使用できる」という合意だけで終わらせません。利用主体、媒体、期間、地域、加工、再委託、クレジット、撤回時の扱いを記録します。広告表示は著作権の許諾とは別の確認事項です。投稿が作られた経緯と事業者の関与を整理し、法令と媒体規則に合う表示を決めてください。
出典:著作権契約書作成支援システムの時代変化に合わせた構築に関する調査研究|文化庁、ステルスマーケティングに関するQ&A|消費者庁
| 確認項目 |
確認する内容 |
記録場所の例 |
| 利用主体 |
広告主、関連会社、代理店の範囲 |
契約書、同意記録 |
| 媒体 |
SNS広告、Webサイト、EC、店頭物等 |
許諾台帳 |
| 期間・地域 |
開始日、終了日、配信地域 |
配信管理表 |
| 加工 |
切り抜き、字幕、色調整、音源変更等 |
素材管理表 |
| 再委託 |
制作会社や広告代理店への共有範囲 |
契約書 |
| クレジット |
アカウント名等の表示可否 |
同意記録 |
| 撤回・削除 |
連絡先、受付条件、停止手順 |
運用手順書 |
配信・検証・停止を管理する
広告審査を通過した後は、目的に対応する指標と素材ごとの変更点を記録します。さらに、利用期限、投稿削除、許諾撤回、媒体規則の変更を定期的に確認してください。問題が起きた際に配信を止められる担当者と連絡手順も必要です。期限切れ素材を自動配信し続けないよう、終了日より前に確認日を設けます。
広告利用を見据えたUGC募集では、応募条件・運用体制・購買への導線を同時に設計する必要があるため、itsmonのキャンペーン支援資料をご確認ください。
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