マイレージキャンペーンとは、商品を購入するたびにポイントが貯まり、一定数に達すると応募できる継続購入型のキャンペーンです。継続購入や指名買いにつながる仕組みを検討するには、参加条件と景品だけでなく、運用を支えるシステムの選定も欠かせません。本記事では、メリット、トライアルマイレージとの違い、システムの選び方、企画例と成功事例を解説します。
マイレージキャンペーンとは?仕組み・メリット・システムの選び方と企画例【継続購入を実現】

1. マイレージキャンペーンとは?
マイレージ基礎知識
マイレージキャンペーンとは、商品購入などでポイントを貯め、貯めたポイント数に応じて応募・賞品交換ができるキャンペーンのことです。
まず、マイレージキャンペーンについて詳しく知らないという方へ、マイレージキャンペーンの基礎知識からご紹介します。
マイレージキャンペーンには、
- ハガキ応募
- Web応募
- SNS応募
が存在します。
ハガキ応募では、
- シールを貼って応募
- レシートやバーコードを貼って応募するもの
が多く存在します。
続いて、Web応募では、Web上でマイページを作成後
- レシートをアップロードしてポイントを貯める
- 商品に添付してあるシリアルナンバーを入力してポイントを貯める
形式のものが存在します。
また、SNS応募では、
- X(旧Twitter)のフォロー&リポストでポイントを付与するもの
- Instagramのフォロー&いいねでポイントを付与するもの
- LINE公式アカウントの友だち追加を起点にマイページへ誘導し、ポイントを貯めるもの
といった形式が存在します。

ハガキ応募、Web応募、SNS応募、それぞれにメリット・デメリットが存在します。企画の目的や対象者、運用体制に合わせて応募方法を選ぶことが重要です。
いくつかマイレージキャンペーンの形式をご説明しましたが、マイレージキャンペーンに共通することは、ポイントを貯めて応募する仕組みのため、
キャンペーンを通じて、「商品の指名買い」と「継続購入」・「客単価UP」を促進できるという点です。
トライアルマイレージとは?
トライアルマイレージとは、少ない購入点数から応募できるようにし、新規顧客のお試し購入と、その後の継続購入を促す設計です。例えば、2〜3点で応募できるコースを入口にすると、初めて商品を買う人も参加しやすくなります。一方、通常のマイレージキャンペーンは、複数回の購入でポイントを蓄積し、継続購入や指名買いを促す設計に向いています。まず試してもらうことを優先するならトライアル型、長期的なリピートを重視するなら通常型を軸にし、商品単価や購入頻度に合わせて必要なポイント数を決めることが大切です。両方のコースを設ける場合は、低ポイントコースから高ポイントコースへ自然に進めるよう、景品の魅力と必要購入数のバランスを確認します。
続いて、詳しいメリットについてみていきましょう。
出典:itsmonマイレージ
2. マイレージキャンペーンのメリット
マイレージキャンペーンのメリット①
競合商品購入ユーザーの乗り換えと長期囲い込み
マイレージキャンペーンは、ポイントを貯める形式のため、1~3ヵ月以上など、キャンペーンが長期にわたって開催されることが多く、いつも競合の商品を購入しているユーザーが、マイレージキャンペーンに参加し、ポイントを貯めようと自社商品を再び購入してくれやすくなります。
…つまり!キャンペーン実施により、
他社に流れ込むユーザーを自社商品に誘導できるだけでなく、長期的に囲い込むことができるのです。

マイレージキャンペーンのメリット②
来店機会の創出と客単価UP
商品を繰り返し購入してレシートで応募するため、
ユーザーは購入のために店を訪れ、必然的に来店機会が増えます。来店機会が増えると、流通での売上増加にも繋がります。
また、マイレージキャンペーンの企画が「3個購入して応募!」といった、“まとめ買い”を促す内容だった場合、ユーザー一人当たりの購入点数が増え、客単価のUPにも繋がります。

マイレージキャンペーンのメリット③
長期的な流通の棚確保
ポイントを貯めるという特性上、長期間のキャンペーンを実施することになるため、キャンペーンをフックに流通への棚確保をお願いすることができます。
さらに…!長期的な施策ということもあり、
流通によっては、店頭POPやアプリバナーなど告知の協力を得やすいという大きなメリットもあるのです。

出典:itsmonマイレージ
3. マイレージキャンペーンが注目されている理由をご紹介
実は単発のレシートキャンペーンよりも人気…!?その理由とは
①物価高騰による単発的施策の見送り
2022年には食料品を含む消費者物価の上昇が見られ、価格競争だけに頼らない顧客獲得が課題となる場面がありました。そこで、ファンづくりや指名買いの促進、新商品販売時の継続購入を目的とするマイレージキャンペーンが選択肢になります。
そこで、企業はファンづくりや指名買いの促進、新商品販売のタイミングで継続購入を目的に、繰り返し買ってもらえるキャンペーン企画を実施するようになりました。
②CRM施策としての利用
マイレージキャンペーンは、継続的に自社製品を購入してもらえるきっかけになるため、商品ファンへのライトなCRM施策として活用できます。継続的な顧客分析を目的に実施することも可能です。
また、いつも購入してくれているファンへの還元企画としても活用できます。
4. 従来のマイレージキャンペーンの課題 ~レシートマイレージ企画の場合~
マイレージキャンペーンで多いのがレシートを利用したキャンペーンですが、従来のレシートを用いたマイレージキャンペーンでは、大きく2つの課題が存在していました。

まず1つ目は、「事務局コストの負担」です。
マイレージキャンペーンでは、応募したユーザーのレシートを目視でチェックし、
- 対象の商品を購入しているか
- キャンペーン期間中のレシートかどうか
- 不正のレシートではないか
などのレシートを目視でチェックする作業が発生し、レシートの目視確認の負担が大きいという課題が存在していました。
Web応募で実施した場合でも、目視確認作業は結局人力の場合が多く、目視確認の負担は軽減されないということも多々ありました。
また、ハガキ応募では目視確認作業だけでなく、ハガキ内の個人情報などをWebに転記するなどの作業も多く、人件費等のコストがさらに多くかかっていました。
続いて2つ目が、「開発コストの負担」です。
こちらは、ハガキ応募ではなくWeb応募に限った課題ですが、マイレージキャンペーンをWebで行うという場合、Web上のマイレージキャンペーンは、単発のレシートキャンペーンよりも開発のコストハードルが高く、中小規模の企業様では実施することがなかなか難しいという問題がありました。そして、悩んだ末結局ハガキで実施するという企業様も多く存在しました。
従来の課題を一蹴!AI-OCRを使ったWebマイレージ型キャンペーン
先ほど、2つの課題をお話ししましたが、近年のWebを用いたレシートマイレージキャンペーンでは、OCRを活用してシステムでのレシート読み取りが可能となり、Web上でレシートをチェックすることができます。
itsmonマイレージはレシート特化型のAI-OCR機能を搭載しており、対象商品・個数・金額などの読み取りと、キャンペーン条件に応じた判定に活用できます。判定方法や目視確認の有無は、対象商品、応募条件、レシートの状態、採用する応募フローによって異なります。
*応募フローによっては目視確認を組み合わせる場合があります。
さらに!
パッケージサービスの既存機能を活用し、個別開発を抑えながらマイレージキャンペーンを設計できるという特徴があります。ご興味のある方はぜひご連絡ください。
出典:itsmonマイレージ
5. マイレージキャンペーンシステムの選び方|4つのチェックポイントと費用の考え方
マイレージキャンペーンのシステムは、企画した応募条件を実装できるだけでなく、参加者と運営者が継続して利用できるかという視点で選ぶことが重要です。ポイント管理、レシート判定、応募形式、運用支援の4点を確認しましょう。
マイレージキャンペーンシステムの費用は、初期設定だけでなく、利用期間、導入支援、応募件数、追加機能などの条件で変わります。見積もりを比べるときは、キャンペーン期間と想定応募数をそろえ、標準機能に含まれる範囲を確認することが大切です。レシート判定、LINE連携、キャンペーン事務局、景品発送などを追加する場合は、別途費用の有無も確認します。金額だけでなく、長期運用に必要な機能と支援を同じ条件で比較しましょう。
システム選定の4つのチェックポイント
- ポイントの蓄積・利用条件を管理できるか確認する。購入金額や対象商品に応じたポイント付与、複数の応募コース、抽選や景品交換など、企画に必要な条件を設定できるか確認します。
- レシート判定の対象と精度を確認する。AI-OCR等で対象商品、個数、金額をどこまで読み取れるかに加え、読み取れない場合の確認方法や不正応募への対策も確認します。
- 必要な応募形式に対応できるか確認する。Web、LINE、はがきなど、想定する参加者が利用しやすい導線を選べるか確認します。複数形式を併用する場合はポイント管理の方法も確認が必要です。
- 長期運用を支える体制を確認する。事務局、問い合わせ、景品発送、途中経過の確認など、必要な業務の担当範囲を整理します。標準機能と追加対応の違いも事前に確認します。
機能名の有無だけではなく、自社の応募条件でどこまで処理できるか、例外が発生した場合に誰が対応するかまで確認することが大切です。
開発するか、パッケージを使うか
独自の要件へ細かく合わせたい場合は、スクラッチ開発が選択肢になります。ただし、開発後の保守や機能追加を含めた体制の確認が必要です。パッケージは既存機能を活用して設計できますが、希望する応募条件や外部サービスとの連携に対応できるかを事前に確認します。費用だけで決めず、必要な機能、準備期間、運用体制を比べることが大切です。
出典:itsmonマイレージ
6. マイレージキャンペーンの人気企画例
ここではお待ちかねの人気の企画案をご紹介します。
キャンペーン実施の目的に合わせてご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
企画例1 継続購入促進×もれなくプレゼントの景品企画
目的:「継続的に商品を買ってもらいながら、たくさん買ってくれた人にはもれなく景品をプレゼントをしたい!」
→そんなときは!“絶対もらえる”形式のマイレージキャンペーン!
◆企画案:
対象商品を購入しポイントに交換。貯めたポイントで賞品と交換!オリジナルグッズが絶対もらえる!!キャンペーン
こちらは、対象の商品を購入したレシートをキャンペーンサイトにアップロードし、ポイントを貯め、貯めたポイントで賞品と交換できるというキャンペーン企画です。ポイントを貯めて応募するため、期間中の継続購入を促すことができます。また、ポイントを集めると景品が絶対もらえる形式のため、賞品と交換できるポイント数(=購入数)も通常のマイレージ企画よりも多めに設定されることが多く、より長期間のキャンペーン実施になりやすいため、流通への店頭告知物の設置のお願いもしやすくなります。
何よりも!絶対もらえるキャンペーンのため、抽選形式のものよりも、より多くの応募が期待できます!
企画例2 トライアルとリピート購入促進!インスタントウィン式マイレージ
目的:「いつも買ってくれている人だけでなく、気軽に“お試し”としても買ってもらいたい!あわよくば気に入って再び購入してもらいたい!」
→そんなときは!1ポイントから応募できるマイレージキャンペーン!インスタントウィン形式だとより◎
◆企画案:
対象商品1点購入から応募!購入点数に応じて豪華景品が「その場」で当たる!マイレージキャンペーン
こちらは、マイレージキャンペーンですが、1点から応募が可能となっているため、リピート購入だけでなく、お試しで買う「トライアル購入」する新規ユーザーも獲得することができます。さらに、「その場で当たる!」という即時抽選(インスタントウィン)形式は、応募してすぐ結果が分かる形式のため、ワクワク感を生みトライアル購入ユーザーに刺さる可能性が高くなっています! また、このような企画は、キャンペーン実施途中から参加してもすぐポイントが貯められるため、人気が高い企画となっています。
このように1点購入から参加でき、お試し購入(トライアル)とリピート購入の両方を促す形式は「トライアルマイレージ」とも呼ばれます。
企画例3 人気商品との抱き合わせ購入に!まとめ買い企画
目的:「人気商品と一緒にその他の商品の購買促進を行いたい!まとめ買いに繋げたい!」
→そんなときは!複数購入を促すマイレージキャンペーン!
◆企画案:
対象商品(3シリーズ)の中から商品を3つ買って応募!さらに2シリーズ購入で当選確率が2倍、3シリーズ購入で当選確率が3倍!マイレージキャンペーン
こちらは、複数のシリーズ商品を対象商品に設定し、さらに2シリーズ、3シリーズでの購入で当選確率を変えることで、複数のシリーズ商品の購入を促すことができます。=まとめ買いを促せるため、人気商品との抱き合わせ購入を狙えます!さらに、3つ購入が条件となっているため、客単価アップ施策としても非常に有効です。
出典:itsmonマイレージ
7. マイレージキャンペーンの成功事例
さて、マイレージキャンペーンについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?企画内容によって異なる効果が期待できるため、興味深く感じた人も多いのではないでしょうか?
最後に、実際に実施された業界別のマイレージキャンペーンの成功事例を見ていきましょう。
米久様×Web応募×マイレージキャンペーン

| 応募期間 | 2022年9月27日(火)0:00~2022年12月23日(金)23:59 |
|---|---|
| 応募条件 | 期間中に対象商品(御殿場高原あらびきポーク、原形ベーコンブロック、肉だんご 甘酢だれ付)を購入し、レシートを登録してポイントを貯めると応募できます。 |
| 景品 | 2ポイントコース:三菱UFJニコスギフトカード500円分 500名様 9ポイントコース:三菱UFJニコスギフトカード5,000円分 400名様 24ポイントコース:三菱UFJニコスギフトカード50,000円分 100名様 |
| 成果 | 参加ユーザー1万5千名超、うち30%以上が複数回購入(過去実績) |
応募方法:キャンペーンサイトでマイページを作成し、対象商品を購入したレシート画像を登録します。必要なポイントが貯まったら希望するコースへ応募し、その場で抽選結果を確認できます。
米久の「秋の大感謝キャンペーン」は、itsmonマイレージを活用し、ポイントを貯める仕組みと即時抽選を組み合わせた事例です。少ないポイントで応募できるコースから、ポイントを積み重ねて目指すコースまで設け、お試し購入と継続購入の両方を促す設計になっています。Web応募のほかにはがき応募にも対応しており、はがきの場合はキャンペーン終了後に抽選を行う形式です。
チロルチョコ様×LINE連携×マイレージキャンペーン

| 応募期間 | 2023年8月1日(火)0:00~2024年5月20日(月)23:59 |
|---|---|
| 応募条件 | 対象商品を購入したレシートを登録すると、きなこもち〈袋〉・いちごもち〈袋〉・抹茶もち〈袋〉は1点につき1ポイント、チロルチョコ〈バラエティパック〉は1点につき3ポイントが貯まり、希望するコースへ応募できます。 |
| 景品 | 1ポイントコース:デジタルギフト1,000円分 2,000名様 3ポイントコース:デジタルギフト5,000円分 200名様 10ポイントコース:デジタルギフト20,000円分 20名様 |
| 成果 | 応募数8万件超、LINE登録数5万件超(過去実績) |
応募方法:チロルチョコのLINE公式アカウントを友だち追加し、トーク画面のメニューからマイページへログインします。「ポイントをためる」から対象商品を購入したレシート画像をアップロードし、ポイントが貯まったら希望するコースを選んで応募します。
チロルチョコの「きなこもち20周年」は、itsmonレシートを活用したLINE連携のマイレージ型キャンペーンです。1ポイント・3ポイント・10ポイントのコースから選べるため、少ない購入点数での参加と、ポイントを貯めて上位コースを目指す参加の両方に対応しています。期間中は何度でも応募でき、継続購入を促す仕組みとLINEを通じた顧客接点づくりを組み合わせた事例です。
>>そのほか、マイレージキャンペーンの実績を含むキャンペーン事例一覧はこちら
出典:米久「秋の大感謝キャンペーン」(キャンペーン概要)、株式会社ウィナス「米久の秋の大感謝キャンペーンへのitsmonマイレージ採用」(導入告知)、チロルチョコ「きなこもち20周年キャンペーン」(キャンペーン概要)、itsmon「お知らせ一覧」(2023年8月10日の導入告知)
マイレージキャンペーンに関するよくある質問
マイレージキャンペーンとはどんな仕組みですか?
商品購入などでポイントを貯め、必要なポイント数に達したら抽選へ応募したり、景品と交換したりする仕組みです。ポイント条件の設計により、継続購入や指名買いを促せます。購入数や金額を条件にすれば、購入単価の向上を目指す企画も設計できます。
トライアルマイレージとは何ですか?
1点購入など少ない条件から参加でき、お試し購入と、その後のリピート購入の両方を促す企画です。詳しくは企画例2をご覧ください。
LINEでマイレージキャンペーンはできますか?
LINE公式アカウントの友だち追加からキャンペーン用マイページへ案内し、ポイントを貯める導線を設計できます。友だち獲得後の継続的なコミュニケーションや顧客関係管理(CRM)にも活用できます。実施例は成功事例をご確認ください。
マイレージキャンペーンの費用はどれくらいですか?
費用は、キャンペーンの期間、想定応募数、応募条件、利用する機能、キャンペーン事務局や景品発送の有無によって変わります。複数のシステムを比較するときは、初期費用だけでなく、期間に応じた利用料や追加機能、運用支援まで同じ条件で確認することが大切です。自社に必要な要件を整理するには、告知・企画設計・景品の3点から検討できる資料もご活用ください。
8. まとめ
ここまでマイレージキャンペーンについてご紹介しました。マイレージキャンペーンといっても、企画内容を工夫することで様々な効果が期待でき、何よりもキャンペーンに参加するユーザーに楽しんでもらうことができます。また、複数回の購入が条件となる場合は、必要なポイント数と景品の内容のバランスを検討することが重要です。itsmonでは、マイレージ企画のご相談のほか、様々なキャンペーンのご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。
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