「レシートインスタントウィンキャンペーンって効果あるのかな？」「せっかく実施するなら成功させたいけど、どうすればいいんだろう？」
レシートインスタントウィンキャンペーンは、近年多くの企業で導入され、顧客とのエンゲージメント向上や売上増加に貢献している人気の施策です。
しかし、企画担当者の中には、過去のキャンペーンで思うような成果が出なかったり、実施後の効果測定に苦戦したりするケースも少なくありません。
この記事では、私がこれまで携わってきたレシートインスタントウィンキャンペーンの実績をもとに、成功事例や失敗事例を交えながら、陥りやすい落とし穴と、成功のための3つのポイントを具体的に解説していきます。ぜひ、この記事を参考にして、自社のキャンペーンを成功に導いてください。
レシートインスタントウィンキャンペーンとは、商品購入後のレシートに記載されたQRコードを読み込むことで、その場で当たり外れが分かるキャンペーンです。近年では、スマートフォンアプリや専用のWebサイトを用いることで、より簡単に参加できるようになっています。
レシートインスタントウィンキャンペーンは、以下のような仕組みで運営されます。
レシートインスタントウィンキャンペーンは、以下のようなメリットがあります。
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 確実な売上増加 | レシートを活用するマストバイ(購入必須型)形式のキャンペーンのため、顧客の購買意欲を高め、購買行動を促進する効果があります。特に、賞品に自社で使える商品券や割引クーポンを設定することで、リピート購入や再来店を促すことが出来ます。 |
| 高い顧客エンゲージメント | その場で結果が分かるため、顧客の関心を惹きつけ、高いエンゲージメントに繋がります。また、自社アプリの登録やLINEの友だち追加などSNSのフォローを条件とすることで、マストバイキャンペーンに参加してもらいながらフォロワーを獲得できるというメリットがあります。 |
| 顧客データの取得 | キャンペーン参加時に、顧客の属性情報や購買情報、アンケート情報などのデータを収集することができます。これらのデータは、ターゲット層の分析や商品開発、マーケティング活動などに活用できます。 また、一方で、インスタントウィンのキャンペーンは、当選した人のみが、当選後に景品送付先の住所等を入力してもらうかたちのため、外れた方を含む大多数の人の個人情報を保持しなくて済み個人情報保持のリスクを軽減できるというメリットがあります。 |
| 費用対効果が高い | シリアルを使ったQRコードのマストバイキャンペーンと比べて、商品に変更を加えることなく実施できるため、比較的低コストで実施できます。また、景品をデジタルのギフトやポイントにすることで、景品発送などの手間を減らし、キャンペーン運営の効率化を図ることができます。 |
レシートインスタントウィンキャンペーンは、上記のように多くのメリットがあるため、様々な企業で導入されています。しかし、効果的なキャンペーンを実施するためには、目的を明確にし、適切な戦略を立てることが重要です。
レシートインスタントウィンキャンペーンは、従来の懸賞キャンペーンのように、応募してから結果が分かるまで時間がかかるということがありません。
顧客は商品を購入しキャンペーンサイトで応募後、その場で当たり外れが分かります。
そのため、顧客の興味関心を惹きつけ、応募率を高める効果が期待できます。
レシートインスタントウィンキャンペーンは、商品を購入しないと参加できない「マストバイキャンペーン」です。
そのため、キャンペーン参加を促すことで、商品の売上増加に直接繋がるというメリットがあります。
また、賞品に自社で使える商品券や割引クーポンを設定することで、顧客の購買意欲を高め、リピート購入や再来店に繋げることが出来ます。
レシートインスタントウィンキャンペーンは、顧客の購買情報、つまり、いつ、どの商品を購入したのかというデータを収集することができます。
これらのデータは、顧客の購買行動分析や、商品開発、マーケティング活動などに活用できます。
例えば、キャンペーン参加者の購買履歴を分析することで、商品の人気度や顧客のニーズを把握することができます。
また、顧客の属性情報と購買情報、さらにはアンケート情報を紐付けることで、より精度の高い分析を実施することも可能です。
レシートインスタントウィンキャンペーンを成功させるためには、以下の3つのポイントを意識することが重要です。
レシートインスタントウィンキャンペーンは、目的やターゲット層に合わせて、応募条件を設計する必要があります。
例えば、商品の客単価UPを目的とする場合は、
「特定の商品を複数個購入すると応募できる」
「●円以上購入すると応募できる」
といった条件を設定することで、顧客の購買意欲を高めることができます。
また、メーカー様の場合、流通小売り様に向けた提案や棚確保を目的に行いたいといった場合は、
「○○スーパーで▲▲商品を含む1,000円以上購入したレシートで応募できる」
といった、流通小売り様でのバスケット全体の売上が上がるような応募条件にすることもおすすめです。
また、キャンペーンの対象商品や期間、応募方法などを明確に設定し、顧客が分かりやすく理解できるように説明することが大切です。
顧客の購買意欲を高め、応募率を高めるためには、顧客にとって魅力的な景品を設定することが重要です。
景品は、顧客のニーズや属性、キャンペーンの目的に合わせて、以下のようなものを検討することができます。
| 景品タイプ | 例 |
|---|---|
| 商品券・ギフト券 | Amazonギフト券、百貨店商品券、コンビニ商品券など |
| 割引クーポン | 次回購入時に使える割引クーポン、特定商品割引クーポンなど |
| 人気商品・限定商品 | 最新型のスマートフォン、話題の美容家電、限定コラボ商品など |
| 旅行・体験 | 国内旅行、海外旅行、テーマパークチケット、映画鑑賞券など |
| ポイント | 自社ポイント、提携ポイントなど |
また、当選確率を高く設定したり、複数の賞品を用意したりすることで、顧客の期待感を高めることも効果的です。
さらに、景品の他に、参加者全員にクーポンやポイントを配布したり、抽選で特別なプレゼントを用意したりすることで、顧客満足度を高めることができます。
キャンペーンを成功させるためには、顧客にしっかりと告知し、興味関心を引きつけることが重要です。そのため、以下のような方法を組み合わせて、効果的に告知を行うことをおすすめします。
店頭POP・ポスター
対象商品陳列棚やレジ前にPOPやポスターを設置し、キャンペーン告知を行う。
SNS広告
X、Instagram、LINEどのSNS広告を活用し、ターゲット層にピンポイントで広告を配信する。
HP・ブログ
自社のHPなどのWebサイトやブログでキャンペーン情報を掲載し、顧客への周知を図る。
メールマガジン
顧客リストを活用し、メールマガジンでキャンペーン情報を配信する。
インフルエンサーマーケティング
キャンペーン内容をインフルエンサーに紹介してもらい、顧客へのリーチを拡大する。
さらに、キャンペーン期間中は、顧客の参加意欲を高めるために、以下のような施策を取り入れることも有効です。
キャンペーンLP
キャンペーン特設のLP(ランディングページ)を作成し、キャンペーン内容や賞品、当選者発表などを分かりやすく掲載する。
SNSキャンペーン
SNSでキャンペーン情報を発信し、顧客からの質問や意見を収集する。
リアルイベント
キャンペーン期間中に、顧客向けのイベントを開催し、キャンペーンへの注目度を高める。
レシートインスタントウィンキャンペーンを実施する上で、気を付けるべきポイントは以下の通りです。
法令遵守：個人情報の適切な取り扱い、景品表示法、クーポンの発行に関する法令などを遵守する必要があります。
不正防止：不正応募や賞品不正取得を防ぐために、適切な対策を講じる必要があります。例えば、同一人物による複数回の応募を制限したり、当選者の本人確認を徹底したりする必要があります。レシートインスタントウィンは、不正でもその場で景品が当たってしまうため、不正対策に取り組んでいるキャンペーンツール会社を選ぶことが重要です。
システムの安定性：キャンペーン期間中は、多くの顧客がキャンペーンサイトにアクセスするため、システムの安定性を確保しておく必要があります。負荷テストなどを実施し、トラブルが発生しないよう万全を期す必要があります。
顧客対応：キャンペーンに関する問い合わせやトラブル対応など、顧客対応をスムーズに行う体制を整える必要があります。専用窓口を設置したり、FAQを充実させたりすることで、顧客満足度を高めることができます。
レシートインスタントウィンキャンペーンの期間は、キャンペーンの目的や予算、対象商品、ターゲット層などを考慮して決定する必要があります。
一般的には、2週間から1ヶ月程度が目安で、短期間で集中的に告知を行う場合は、短期間のキャンペーンが効果的です。
一方、長期的に顧客とのエンゲージメントを高めたい場合は、長期のキャンペーンが適しています。
レシートインスタントウィンキャンペーンツールで使うべきおすすめの機能は、「アンケート機能」です。
レシートインスタントウィンは、今回の記事でも紹介した通り、参加率が高く費用対効果の高いキャンペーンです。
そんなレシートインスタントウィンだからこそ、キャンペーンの応募フローにアンケート機能を搭載することで、キャンペーンで取得するデータもより充実したものになります。
購買データとの紐づけを行えるのは、レシートを使ったキャンペーンならではですよね。
ぜひアンケートで得られた自社商品や自社に対する意見を反映するのも大切なことです。 ぜひ検討してみてください！
株式会社ウィナスのレシートインスタントウィンキャンペーンツール「itsmonレシート」では、アンケート機能が無料で設置が可能です。(全20問、自由回答や任意などの条件設定も可能)。
この記事では、レシートインスタントウィンキャンペーンを成功させるための3つのポイントについて解説しました。ポイントをまとめると以下のようになります。
これらのポイントを意識することで、顧客の購買意欲を高め、売上増加や顧客満足度向上に繋がる、効果的なレシートインスタントウィンキャンペーンを実施することができます。 レシートインスタントウィンキャンペーンの企画でお困りの方は、ぜひ弊社にご相談ください。
豊富な実績とノウハウをもとに、お客様のニーズに合わせた最適なキャンペーン企画をご提案いたします。
