QRコードキャンペーンとは?やり方・種類・メリット・デメリット・事例を徹底解説

QRコードキャンペーンの仕組みと活用方法
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QRコードキャンペーンでは、QRコードの作成前に、読み取り後に促す行動を決めることが重要です。クーポンを配布する施策・応募や抽選へ誘導する施策・商品購入者に参加を限定する施策では、準備する仕組みや確認すべき点が異なります。

この記事では、QRコードキャンペーンの仕組み・3つの活用パターン・メリットとデメリットへの対策・実施手順・活用事例を解説します。自社の目的に合う方法を比較したい販促・マーケティング担当者は、企画時の判断材料としてお役立てください。

【結論】QRコードキャンペーンは目的に合う3つの型から選びます

QRコードキャンペーンを企画するときは、読み取った参加者にどう行動してほしいかを明確にすることが出発点になります。

① 読み取り後に促したい行動を基準に、クーポン配布型・応募抽選型・購入証明型の中から自社の目的に合う型を選びます。

② 型が決まったら、QRコードの表示場所・参加条件・必要な機能・効果測定の方法を一つの導線としてまとめて設計します。

③ キャンペーン開始前には、読み取りやすさ・安全性・遷移先リンク・運用体制を必ず確認しておきます。

1. QRコードキャンペーンとは?

QRコードキャンペーンとは、店舗や商品、チラシなどに掲載したQRコードの読み取りを入口とする販促施策です。クーポン配布、応募受付、抽選、購入者限定企画などへ参加者を案内します。QRコードそのものがキャンペーンなのではなく、読み取った後のページや応募フローまで含めて設計します。

※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

QRコードキャンペーンの仕組み

QRコードキャンペーンは、告知物や商品に掲載したQRコードからキャンペーンページへ誘導する仕組みです。クーポンの受け取り・フォーム応募・抽選・シリアル登録などの行動につなげます。運営側は、目的と参加条件を決めたうえで、遷移先ページ・応募・抽選機能・告知物・問い合わせ対応・効果測定の方法を準備します。

参加者の基本的な流れは、次のとおりです。

  1. QRコードを読み取る。
  2. 遷移先とキャンペーンの実施主体、参加条件を確認する。
  3. クーポン取得、フォーム入力、抽選、シリアル登録などを行う。
  4. 必要に応じて特典を利用する、または抽選結果・案内を確認する。

出典:デンソーウェーブ「QRコードの登録商標文について」

2. QRコードキャンペーンの4つの活用パターン

QRコードキャンペーンは、読み取り後の行動を基準に「クーポン配布型」「応募・抽選型」「購入証明型」「SNS公式アカウント登録型」の4つに整理できます。目的を先に決めてから型を選ぶと、遷移先ページ・必要な機能・告知内容を具体化しやすくなります。

パターン 内容 向いている目的
クーポン配布型 QRコードの読み取り後に、割引クーポンや特典を配布する 来店促進・再来店
応募・抽選型 キャンペーンページへ誘導し、フォーム応募やインスタントウィンへつなぐ 認知拡大・会員獲得
購入証明型(シリアル連携) 商品に付けたQRコードや固有のシリアルコードを使い、購入者限定で応募を受け付ける 販売促進・購入者限定施策
SNS公式アカウント登録型 QRコードからSNS公式アカウントの登録を案内し、登録と同時にクーポンや特典を提供する SNSアカウント登録者数の獲得

クーポン配布型

クーポン配布型は、店頭POP・チラシ・レシートなどのQRコードから、割引や来店特典を受け取れるページへ案内する方法です。利用場所・利用期限・対象商品などの条件を、読み取り後の画面で分かりやすく示します。

再来店を目的にする場合は、配布数だけでなく利用状況も確認できる設計にすると、次回施策の判断に活用できます。

応募・抽選型

応募・抽選型は、QRコードから応募フォームや抽選ページへ案内する方法です。後日抽選のほか、参加後すぐに結果を表示するインスタントウィンも選択肢です。参加条件・応募期間・当選連絡の方法・個人情報の利用目的などを、応募前に確認できるようにします。

その場で抽選結果を知らせる仕組みは、インスタントウィンキャンペーンの記事で解説しています。

購入証明型(シリアル連携)

購入証明型は、商品に付けたQRコードから固有のシリアルコードを登録する方法などを使い、購入者だけが参加できるようにする施策です。商品へのコードの印字・添付やコード管理に加え、重複利用への対策も必要です。そのため、誰でも応募できる応募・抽選型とは準備内容が異なります。

購入者限定施策の仕組みや応募形式は、シリアルキャンペーンの記事で詳しく解説しています。

SNS公式アカウント登録型

SNS公式アカウント登録型は、QRコードからLINE公式アカウントなどのSNSアカウント登録を案内し、登録と同時にクーポンや特典を受け取れるようにする方法です。LINE公式アカウントには、QRコードの読み取りによってクーポン利用と友だち追加が同時に完了する「クーポンQRコード」機能があります。

特典の内容や対象クーポンをあらかじめ設定し、掲出後は読み取りから登録・特典受け取りまでの流れをテストしておく必要があります。

出典:itsmonシリアル公式ページLINEヤフー for Business「【クーポン】新しいシェア方法が追加」

3. QRコードキャンペーンのメリット・デメリット

QRコードは、印刷物や商品などの接点からWeb上のキャンペーンへ案内できる一方、読み取り環境・遷移先の安全性・運用コストへの配慮が必要です。メリットだけでなく、想定されるデメリットと対策を合わせて確認します。

QRコードキャンペーンのメリット

メリット 詳細
顧客とのエンゲージメント向上 QRコードからアンケート、抽選、限定コンテンツなどへ案内することで、店頭や商品との接点を参加体験へつなげられます。提供する体験は、キャンペーンの目的と参加者の負担を踏まえて設計します。
集客力・販売促進効果 クーポンや購入者限定特典を用意することで、来店、再来店、商品購入などの行動を促す施策を設計できます。対象者、特典、告知場所、参加条件を合わせて検討します。
データ分析によるマーケティング強化 使用するシステムの機能に応じて、アクセス、応募、クーポン利用等のデータを確認できます。取得項目と利用目的を定め、参加者へ必要な案内を行ったうえで施策改善に活用します。

QRコードキャンペーンのデメリットと対策

デメリット 詳細と対策
セキュリティリスク 第三者が不正なQRコードへ貼り替えたり、偽サイトへ誘導したりするリスクがあります。告知物に実施主体と正規ドメインを併記し、設置物を定期的に点検するとともに、参加者が遷移先を確認できる案内を用意します。
コストや製造工程の増加 キャンペーンページ、応募・抽選機能、問い合わせ対応、告知物などに費用が発生します。商品へコードを印字・添付する場合は製造工程への影響も確認し、企画段階で必要な機能と制作・運用範囲を整理します。
QRコードの認識率 画像の変形、周囲の文字・図との重なり、余白不足などによって読み取りにくくなる場合があります。必要な余白を確保し、実際の印刷物と複数の端末でキャンペーン開始前に読み取りを確認します。
ユーザーの利便性 読み取り、ページ遷移、入力などの手順が多いと参加者の負担になります。QRコード付近で特典と参加条件を示し、入力項目を必要な範囲に絞り、途中で迷わない導線を設計します。

出典:デンソーウェーブ「コード領域を確定するためのポイント」デンソーウェーブ「読み取りトラブルの例」IPA「QRコードを悪用したフィッシング詐欺」

4. QRコードキャンペーンの成功事例

活用方法は、掲載場所と読み取り後の体験によって変わります。業種・目的別の3つの活用例を紹介します。

飲食店でクーポンを配布する活用例

店頭ポスターや卓上POPのQRコードから、次回来店時に使えるクーポンを配布する活用例です。読み取り後の画面に特典内容・利用条件・期限を表示し、来店中の接点を再来店施策へつなげます。

配布数と利用数を確認できる仕組みを用意すれば、次回施策を検討する材料にもできます。

アパレル店舗で再来店クーポンを配布する活用例

商品タグ・レシート・店内POPなどのQRコードから、次回来店時に使えるクーポンを案内する活用例です。店舗や対象商品ごとにQRコードを分けられる仕組みであれば、どの接点からクーポンが取得されたかを確認できます。

特典の対象・利用期間・併用条件を明示し、店頭スタッフにも利用方法を共有します。

店頭・商品から限定特典へ誘導する活用例

商品パッケージ・同梱物・店頭ツールなどのQRコードから、限定コンテンツ・会員登録特典・応募ページへ案内する活用例です。オフラインの接点からWeb上の体験へつなげるため、QRコードの近くに読み取り後の内容を示します。

参加条件がある場合は、読み取り前後の両方で確認できるようにします。

itsmonを活用したQRコードキャンペーン事例

itsmonを活用した購入証明型の2事例を紹介します。ホクレン農業協同組合連合会は、QRコードとシリアルを使う方式です。全国農業協同組合連合会(山形県本部)は、商品シールのシリアルナンバーとバーコードを入力する方式です。

企業名 活用パターン 参加・応募の仕組み
ホクレン農業協同組合連合会 購入証明型(シリアル連携) 商品の応募シールからQRコードを読み取り、マイページ登録後にシリアルナンバーを入力。ポイントを貯めて応募する仕組み
全国農業協同組合連合会(山形県本部) 購入証明型(シリアル連携) 商品シールのシリアルナンバーと商品のバーコードを入力し、ポイントを貯めて応募する仕組み

出典:itsmon「ホクレンのキャンペーン事例」itsmon「全農山形のキャンペーン事例」itsmonシリアルホクレン「組織概要」

5. QRコードキャンペーンを行うための準備

QRコードキャンペーンは、ターゲット・目的・QRコードの表示・キャンペーン内容・効果測定の順に準備します。次の5ステップを個別に確認し、開始前には実際の告知物と遷移先を通した参加テストを行います。

1. ターゲット層を明確にする

最初に整理するのは、誰がどの場所でどの端末を使い、どのような目的で参加するかです。年齢や性別だけで決めず、購入前・購入時・購入後のどの場面でQRコードを見るのか、参加者が得られる価値は何かを具体化します。

ターゲットと接点が決まると、掲載場所・特典・入力項目を検討しやすくなります。

2. キャンペーン目的を設定する

次に、キャンペーンで促したい行動を決めます。来店や再来店を促すならクーポン配布型、応募や認知接点を作るなら応募・抽選型、購入者だけを対象に販売促進や継続購入へつなげるなら購入証明型が候補です。

目的に対応する指標もこの段階で決め、施策後に確認できる行動を選びます。

3. QRコードのデザインと設置場所を決める

QRコードは、参加者が見つけやすく、読み取りやすい場所への配置が基本です。店頭POP・商品パッケージ・チラシなど、ターゲットとの接点に合わせて設置場所を選び、QRコード付近には読み取り後の内容を示します。

デンソーウェーブは、QRコードの上下左右に4セル分以上の余白を確保するよう案内しています。画像を変形させたり、周囲の文字や図を重ねたりせず、実物と複数の端末での読み取り確認が必要です。

4. キャンペーン内容を設計する

特典・実施期間・応募条件・当選者数・参加回数・結果通知・問い合わせ窓口などの具体化が必要です。購入者限定の場合は対象商品と購入証明の方法、抽選を行う場合は抽選方式と当選連絡、クーポンの場合は利用条件を整理します。

参加者向けの規約・個人情報の取り扱い・告知物と遷移先の表示内容をそろえることも重要です。景品やSNSを使う場合は、企画に関係する法令と媒体の最新規約を公式情報で確認します。

5. 効果測定の方法を決める

目的に対応する確認項目と取得方法を決めます。クーポン配布型では取得数と利用数、応募・抽選型ではキャンペーンページへの訪問と応募完了、購入証明型では有効なコード登録や応募の状況などが候補です。

使用するシステムで取得できる項目を確認し、終了後に目的と結果を比較できる形にします。

出典:デンソーウェーブ「コード領域を確定するためのポイント」デンソーウェーブ「読み取りトラブルの例」

6. QRコードキャンペーンの費用

QRコードキャンペーンの費用は、遷移先ページ・応募・抽選機能・コード管理・告知物・事務局対応・広告などの実施範囲によって変わります。項目を分けて見積もります。

QRコード作成費用

規格に沿ったQRコードは、商用利用を含め、作成・読み取りにかかるライセンス料が不要です。ただし、印刷後に遷移先を変更する機能・読み取り状況の計測・商品ごとの固有コード発行などが必要な場合は、対応するサービスやシステムの利用条件を確認します。

キャンペーンツール費用

応募フォーム・抽選・クーポン発行・シリアル管理・不正応募対策・データ管理などを利用する場合は、キャンペーンツールの費用を見込みます。必要な機能・実施期間・想定する参加規模・個別開発の有無・事務局対応の範囲を整理し、事前に見積もりを確認します。

広告宣伝費用

キャンペーンを告知する場合は、店頭ツール・商品パッケージ・チラシ・Web広告・SNS投稿などの制作・出稿費用も検討します。利用する媒体は、ターゲットとの接点とキャンペーン目的に合わせて選びます。

出典:デンソーウェーブ「QRコードを利用するときの料金について」デンソーウェーブ「QRコードを生成する」

7. QRコードキャンペーンに関するよくある質問

Q. QRコードキャンペーンはどのくらい費用がかかりますか?

A. 費用は、キャンペーンページ・応募・抽選機能・QR・シリアル管理・告知物・広告・事務局対応などの範囲によって変わります。一律の相場ではなく、必要な機能と運用内容を整理したうえで見積もりを確認してください。作成・システム・告知・運用の項目を分けると、比較条件をそろえやすくなります。

Q. QRコードキャンペーンの効果はどのように測定しますか?

A. キャンペーンの目的に合わせて、ページへの訪問・応募完了・クーポン利用・有効なシリアル登録などを確認します。実施前に、使用するシステムで取得できる項目と、施策終了後に比較する指標を決めておくことが大切です。応募数だけでなく、目的に対応する行動まで確認します。

Q. QRコードキャンペーンはどのような場面で有効ですか?

A. 店頭やチラシからクーポンを配布する場面、商品や広告から応募・抽選へ案内する場面、商品購入者だけが参加する場面などで活用できます。目的と掲載場所に合わせて、読み取り後の導線を選びます。参加者がQRコードを見る場面を想定し、特典と条件を近くに表示してください。

Q. QRコードは無料で作成できますか?

A. 規格に沿ったQRコードの作成・読み取りにライセンス料は不要です。ただし、計測・抽選・固有コード管理・不正応募対策などには、対応するシステムが必要です。

Q. 購入者限定のQRキャンペーンはできますか?

A. 商品に付けたQRコードから固有のシリアルコードを登録する方法により、購入者限定の応募を設計できます。詳しくはシリアルキャンペーンの記事で解説しています。

出典:デンソーウェーブ「QRコードを利用するときの料金について」itsmonシリアル公式ページ

8. まとめ|目的に合うQRコードキャンペーンを設計しましょう

QRコードキャンペーンは、読み取り後の行動に応じて「クーポン配布型」「応募・抽選型」「購入証明型」に分けられます。社内で企画を進める際は、目的・対象者・掲載場所・参加条件・必要な機能・確認する指標を一つの資料にまとめ、告知物とキャンペーンページの条件をそろえてください。

キャンペーン開始前には、実際の印刷物と複数の端末を使い、読み取りから参加完了までを確認します。

QRコードの作成だけでなく、応募受付・抽選・シリアル管理・事務局対応まで必要な場合があります。その場合、実施範囲に合う仕組みの選定が必要です。itsmonでは、キャンペーンの目的や参加方法に応じた設計をご相談いただけます。

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