【2026年最新】SNS集客はもう古い?規制と次の一手を解説

SNS集客の成果を購買データと並べて見直す販促担当者のイメージ

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「SNSに人と時間を割き続ける意味があるのか」「投稿は続けているのに、売上につながっている実感がない」。SNS集客はもう古いのではないかという疑問を抱える食品・飲料・日用品メーカーの販促担当者は少なくありません。結論から言えば、古くなったのはSNSそのものではありません。

SNSの中だけで集客を完結させる設計と、現在の規制や規約では実施できなくなった一部の手法です。本記事では、古いと言われる理由を整理します。あわせて、ステルスマーケティング規制や媒体規約で変わった点・続けるか見直すかを判断する確認軸・応募や購買につなげる設計を解説します。

【結論】SNS集客の見直しで押さえる4つの要点

SNS集客を続けるか見直すかは、投稿の成果だけでなく、規制・規約と導線設計の両面から判断します。記事全体の要点は次の4点です。

  • 古くなったのはSNS単体で完結させる設計であり、SNS利用そのものは縮小していない。
  • 依頼にもとづく投稿や景品の設計は、ステルスマーケティング規制と媒体規約の確認を前提にする。
  • 続ける・やめるは、目的・指標・導線・確認体制・リソースの5つの軸で判断する。
  • SNSを認知の入口と位置づけ、応募や購買まで一本の導線でつなぐ。

SNS施策を購買まで一本の導線でつなぐ設計は、企画段階での整理が成果を左右します。itsmonでは、SNSキャンペーンとレシート応募型キャンペーンの設計から応募管理まで支援しています。現状の導線を整理したい場合はお問い合わせください。

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1. SNS集客はもう古いのかという問いへの答え

SNS集客はもう古いという指摘は、SNSという手段そのものではなく、SNSの中だけで成果を完結させる運用の仕方に当てはまります。

媒体の利用者は広がり続けている一方で、企業が投稿を届けられる範囲と、実施できる手法の前提は以前と変わりました。何が古くなったのか、前提となる利用状況はどうなっているのか、判断をどの軸で分けるのかを順に整理します。

1-1. 古くなったのはSNSで完結させる設計

古くなったのは、投稿や広告の反応をゴールに置き、SNSの中だけで集客を完結させる設計です。いいねやフォロワー数は、商品の購入や来店といった販促目標と同じ指標ではありません。反応が伸びても、売上への貢献としては説明しにくいまま残ります。

特に食品や日用品のように、購入の意思決定が店頭で起きる商材では、SNS上の反応と実際の購買のあいだに距離があります。自社のSNS施策の目標が、SNS内の反応で止まっていないかを最初に確認してください。

1-2. SNSの利用そのものは広がっている

SNS集客とは、SNSを通じて商品やサービスへの関心を集め、購入や来店につなげる取り組みです。媒体の利用そのものは縮小していません。総務省の令和7年版情報通信白書によると、LINEの利用率は2014年の55.1%から2024年には94.9%へ広がりました。

また、60歳以上でも11.3%から91.1%へ拡大しています。媒体ごとの利用状況を確認し、自社の顧客層と重なる媒体を選ぶ判断が先に必要です。

1-3. 判断は効果と規制の2軸で分ける

SNS集客を続けるかどうかは、効果が出ているかという軸と、現在の規制や媒体規約で実施できるかという軸を分けて判断します。2つを混ぜると、打ち手を誤ります。効果が落ちた手法は設計や運用の改善で戻せる場合がありますが、規制上のリスクが生じた手法は、改善ではなく差し替えが必要になるためです。

たとえば投稿の反応が落ちた原因が表示条件の変化であれば内容の見直しで対応できますが、依頼投稿の表示方法に問題がある場合は、運用の工夫では解決しません。効果の面は第2章、規制の面は第3章で確認します。

出典:総務省 令和7年版情報通信白書

2. SNS集客が古いと言われる5つの理由

SNS集客が古いと言われる背景には、環境の変化と設計のずれが重なった5つの理由があります。いずれも担当者の工夫だけでは解消しにくい、運用の巧拙とは別の変化です。届きにくさ・情報の埋もれ・指標のずれ・費用構造・成果までの期間と体制の順に整理します。

2-1. アルゴリズムの変化で投稿が届きにくい

以前と同じ内容を同じ頻度で投稿しても、同じだけ届くとは限りません。各媒体は表示順を決める仕組みを更新しており、フォロワー数と実際に表示される人数は一致しないためです。フォロワーが増えた時期と、表示回数が伸びた時期がずれる状況も起こります。

管理画面では、フォロワー数ではなく表示回数と反応数の推移を並べて確認してください。変化が起きた時期と、投稿の形式や内容を変えた時期を突き合わせると、原因の切り分けができます。

2-2. 投稿量が増えて情報が埋もれる

発信を続けるだけでは、認知が積み上がりにくくなっています。同じ媒体に多数の企業と個人が投稿しており、利用者が1日に閲覧できる時間は限られるためです。更新を止めないことが目的になると、内容の検討に時間を割けず、結果として似た投稿が並びます。

頻度を上げる前に、誰に何を伝えるのかという優先順位を決め、投稿の型を絞ってください。商品の使い方・店頭での取り扱い・キャンペーンの告知といった型ごとに担当と頻度を決めると、投稿の質を保ったまま運用を続けられます。

2-3. フォロワー数が購買につながらない

フォロワー数が増えても、購買や来店が同じ割合で増えるとは限りません。フォロワーには商品を購入する意向がない層も含まれ、フォロワー数は購買を測るための指標として設計されていないためです。

社内報告でフォロワー数だけを示すと、施策の成否を販促の言葉で説明できなくなります。報告に使う指標を、応募数や購買数へ置き換えられるかを確認してください。置き換えられない場合は、SNSから先の導線が用意できていない可能性があります。

2-4. 広告に依存する構造になりやすい

投稿だけで届かない分を広告で補う運用になると、予算を止めた時点で接点が途切れます。広告は出稿している期間だけ配信される仕組みであり、施策を止めた後に残る資産になりにくいからです。

広告を止めた状態で何が残るのかを、応募者情報・公式アカウント・自社サイトの3つで棚卸ししてください。残るものが少ない場合は、接点を蓄積できる施策と組み合わせる必要があります。応募者情報のように、次回の企画で使える形で残る接点を意識的に増やしてください。

2-5. 成果が出るまでの期間と体制が読めない

SNS運用は、成果が出るまでの期間を見積もりにくい施策です。投稿の反応は媒体側の表示条件に左右され、社内では継続の可否を判断する基準を持ちにくいためです。

判断の時期が決まらないまま運用が続くと、担当者の工数だけが積み上がります。開始時に期間と工数の上限を決め、見直しの時期をあらかじめ設定しておくと、途中で判断できます。

媒体ごとのキャンペーン設計の違いは、SNSキャンペーンの種類と媒体別の特徴もあわせて確認してください。

3. 規制と規約で変わったSNS施策の前提

SNS施策のなかには、効果が落ちたのではなく現在の規制や媒体規約のもとでは実施できない手法や、追加の対応が必要になった手法があります。法令の施行と改正によって、企画時に確認すべき項目が増えたためです。

法令と媒体規約は改正される場合があるため、実施前に最新情報を確認してください。投稿の依頼・表示の責任・媒体ごとの規定・景品の上限という4つの観点から、前提の変化を確認します。

3-1. ステルスマーケティング規制で変わった投稿依頼

広告であるにもかかわらず、広告だと分からない形で行う表示は、2023年10月1日から景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)違反となります。消費者庁が、一般消費者にとって事業者の表示だと判別することが困難な表示を、不当表示に指定したためです。

規制の対象は商品やサービスを供給する事業者であり、インフルエンサーなどの第三者は対象外とされています。投稿を依頼する場合は、広告であることの表示位置と表記を依頼時の条件に含め、やり取りの記録を残してください。

3-2. 改正景品表示法で強まった表示の責任

景品表示法は、令和5年に改正法が成立し、一部の規定を除いて2024年10月1日から施行されています。改正では確約手続が導入され、課徴金納付命令についても見直しが行われました。キャンペーンでは、当選者数・応募期間・対象商品・景品の内容といった条件が、告知物と運用のあいだでずれやすい部分です。

告知文・当選条件・景品の内容が実際の運用と一致しているかを、公開前に文面単位で確認してください。適用の可否は事案によって変わるため、法務担当へ確認する手順を工程表へ組み込んでおきます。

3-3. 媒体ガイドラインで制限される景品と条件

媒体ごとのガイドラインには、景品の種類や応募条件に関する規定が置かれています。規定は媒体側の判断で更新されるため、過去に実施した企画と同じ条件が、次回も認められるとは限りません。

景品を決める前に、実施媒体の公式ヘルプで最新のガイドラインを確認し、確認した日付と担当者を記録してください。媒体ごとの具体的な確認項目は、Xキャンペーンのガイドライン確認項目とInstagramのプレゼントキャンペーンの規約と法律で整理しています。

3-4. オープン懸賞の上限撤廃を正確に理解する

オープン懸賞の上限規制は撤廃されていますが、上限がないことと、何でも自由に実施できることは同じではありません。消費者庁の景品規制の概要によると、オープン懸賞の上限額は従来1,000万円でしたが、平成18年(2006年)4月に撤廃されました。

一方、商品の購入を条件とする懸賞は一般懸賞に当たり、上限額が定められています。取引価額が5,000円未満なら取引価額の20倍、5,000円以上なら10万円です。自社の企画がどちらの区分に当たるかは、クローズドキャンペーンと景品表示法で確認してください。

出典:消費者庁 令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります、消費者庁 「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の指定及び運用基準の公表について、消費者庁 景品表示法、消費者庁 景品規制の概要

4. 続けるか見直すかを判断する5つの確認軸

SNS集客を続けるか見直すかは、一般論ではなく自社の状況を5つの軸で確認して判断します。やめるか続けるかの二択で考えると、問題が起きている箇所を特定しないまま施策ごと止めてしまうためです。目的・指標・導線・確認体制・リソースの順に確認すると、どこを直せばよいかが分かります。

4-1. 目的がSNS内で完結していないか

最初に確認するのは、SNS施策の目的がSNS内の反応で終わっていないかです。目的を投稿の反応に置くと、施策の良し悪しを販促の成果で説明できません。

認知・送客・応募獲得・購買のどれを担わせるかを1つに決め、媒体ごとに社内で共有してください。目的が複数ある場合は、媒体または期間で分けると評価がぶれません。目的を決めた時点で、達成を判断する指標もあわせて決めておきます。

4-2. 指標をSNS内と外で分けているか

指標は、SNS内とSNS外に分けて設計します。2つを混ぜると、投稿の反応が伸びたのに販促目標へ届かない状況を説明できなくなるためです。現在の報告資料に並ぶ指標が、どちらの区分に属するかを仕分けてください。

区分 指標の例 分かること 単独では分からないこと
SNS内の指標 表示回数、反応数、フォロワー数 投稿が届いた範囲と関心の強さ 購買や来店につながったか
SNS外の指標 応募数、応募完了率、購買数、再購入率 販促目標への到達状況 どの投稿が接点になったか

2つの区分は優劣ではなく役割の違いです。目的に応じて主指標を決め、もう一方は補助指標として記録してください。

4-3. 応募や購買までの導線があるか

SNSから先に、応募や購買につながる受け皿があるかを確認します。投稿を見た人が次に進む場所がないと、関心が行動に変わらないためです。投稿からLP(キャンペーン応募ページ)や購入導線まで、実際に何回の操作でたどり着くかを担当者自身が試してください。

途中で入力項目が増える箇所があれば、応募の前後どちらに置くかを見直します。受け皿が用意できていない状態で投稿量だけを増やしても、成果は積み上がりません。

4-4. 法令と媒体規約の確認体制があるか

企画の段階で、法令と媒体規約を確認する担当者と時期が決まっているかを確認します。告知後に規約違反が判明すると、条件変更や取り下げが必要になり、応募者への説明も発生するためです。確認した規約の版数、確認日、確認者を記録に残す運用にしてください。

記録が残っていれば、次回以降の企画では差分だけを確認すればよくなり、確認にかかる時間を短縮できます。景品の内容を変更した場合や、実施媒体を追加した場合は、確認を再度行う条件として工程表に書き込んでおきます。

4-5. 運用リソースが目的に見合うか

投入している工数が、施策の目的に見合っているかを確認します。目的が認知にあるのに、集計や問い合わせ対応へ工数が偏ると、本来の目的に時間を使えなくなるためです。

担当者の月あたり工数を作業別に洗い出し、企画・制作・集計・問い合わせ対応の内訳を把握してください。内訳が分かると、仕組みで減らせる作業と、人が判断する必要がある作業を切り分けられます。外部に委ねられる作業が見つかれば、社内の時間を企画の検討へ戻せます。

5つの確認軸のうち、導線と確認体制は仕組みで解決できる部分です。itsmonでは、SNSキャンペーンやレシート応募型キャンペーンの設計、応募管理、キャンペーン事務局運営まで支援しています。進め方の整理に使える資料をご覧ください。

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5. SNS集客を購買につなげる設計に変える

SNSを認知の入口と位置づけ、応募と購買まで一本の導線でつなぐと、SNS施策の成果を販促の指標で説明できるようになります。購買の証明を伴う応募形式を使えば、応募データがそのまま購買データとして残るためです。役割の決め方・購買データへの接続・継続接点のつくり方・支援の範囲という順に確認します。

5-1. SNSを認知の入口として位置づける

SNSの役割を認知と送客に絞ると、施策の評価軸が定まります。役割を限定すれば、SNS内の指標は送客量の管理に使い、販促目標の評価は応募数や購買数で行うという切り分けができるためです。

媒体ごとに認知、送客、応募獲得のどれを担うかを事前に決めてください。認知を担う媒体では商品の使い方や開発の背景、送客を担う媒体ではキャンペーンの条件と締切というように、伝える情報も分けられます。SNS販促の実施手順は、SNS販促のやり方と注意点で解説しています。

5-2. 購買証明を伴う応募で購買データに接続する

応募の条件に購買の証明を組み込むと、応募者が実際の購買者に限定され、応募データを購買データとして扱えます。購買の証明をもって応募が成立する設計であり、応募が成立した時点で購買が確定しているからです。

購買証明の方法は、商材や販売チャネルによって異なります。店頭販売が中心の商品ではレシートの画像、商品パッケージがある場合はシリアルナンバーやQRコードが使われます。ECでは、会員登録や購入履歴との紐づけで購買を確認する方法もあります。自社の販売チャネルに合う方法を選んでください。

購買証明の方法として代表的なのがレシートです。itsmonレシートは、AI-OCR(紙の画像から文字を自動抽出するAI技術)でレシート画像を読み取ります。担当者が1枚ずつ目視で確認する作業がなくなるため、応募が増えても集計の工数が比例して増えません。システムの選び方は、レシート応募キャンペーンシステムの選び方で整理しています。

商品パッケージがある場合は、シリアルナンバーやQRコードによる購買証明も選べます。itsmonシリアルは、商品に印字したシリアルナンバーやQRコードから応募する形式です。

5-3. 継続接点をつくる応募形式を選ぶ

1回の応募で終わらせない場合は、購買額や応募回数に応じて参加を積み上げる形式を選びます。単発の抽選は参加の動機が一度きりで終わるのに対し、積み上げ型は期間中の複数回の購買を促す設計にできるためです。

itsmonマイレージは、購買額や応募回数に応じてポイントを貯める形式です。キャンペーン期間と対象商品数から、単発型と積み上げ型のどちらが目的に合うかを決めてください。

5-4. itsmonで設計から事務局まで支える

itsmonでは、キャンペーンの企画設計から応募管理・当選処理・キャンペーン事務局の運営までを一貫して支援しています。媒体・応募形式・景品・告知を別々に手配すると、確認の抜けや二重対応が起きやすいためです。

窓口をまとめると、担当者は集計や問い合わせ対応ではなく、企画の質を高める作業に時間を使えます。応募データの振り返りまで含めて設計しておくと、次回の企画を前回の結果から組み立てられます。

出典:itsmonレシート、レシート特化型AI-OCR

6. 購買につなげたキャンペーン事例

SNSや広告で認知を広げ、購買を伴う応募で成果を確認する設計は、実務で動いている組み立て方です。購買を伴う応募の受け皿を整えた自社の事例と、SNSや動画との連動を公表している他社の事例を順に確認します。応募の条件と受け皿の設計に、共通する考え方があります。

6-1. itsmonレシートを導入した赤城乳業様の事例

赤城乳業様は、はがきを使ったキャンペーンからWebキャンペーンへ移行し、itsmonレシートを導入しました。はがきの回収と集計には、営業担当と店舗のオペレーション負担が伴っていたためです。

Webへ移行したことで、応募の受け付けから集計までを1つの仕組みへ集約できています。あわせて実施したアンケート機能では、任意の質問に対しても想定を上回る回答率が得られました。応募の受け皿をWebへ置くと、告知するチャネルを入れ替えても、同じ仕組みで応募を受け付けられます。

6-2. 東芝テック株式会社の共同レシート施策

東芝テック株式会社は2026年2月27日、アプリでレシートを取り込んで応募する「スマートレシート リワードキャンペーン」を発表しました。実施期間は2026年3月2日から5月12日までで、参画企業は発表時点で12社です。

対象商品を購入して条件を達成した参加者へ、1人あたり19,560円分を上限とするスマートレシートポイントが提供されます。複数の企業が同じ応募基盤に相乗りする形のため、告知の接点を広げながら、購買の確認はレシートで行う設計になっています。

6-3. 株式会社ヨドバシ建物のSNS連動施策

株式会社ヨドバシ建物は2026年7月31日、レシート応募型のキャンペーンを発表しました。名称は「ヨドバシグルメを食べ尽くせ! ヨドバシパクパク レシートキャンペーン」で、実施期間は2026年8月1日から9月6日までです。

対象店舗で1会計2,000円(税込)以上を利用し、応募フォームへレシート画像を送信する形式です。登録者数約116万人の動画クリエイターが施設を訪問する動画を、2026年8月初旬から公開するとしています。動画で関心を集め、来店と購買をレシートで確認する導線です。

出典:『ガリガリ君』を支える赤城乳業様のWEBキャンペーンで進化するマーケティング戦略とは?、東芝テック株式会社「スマートレシート」、全国規模のリワードキャンペーンを開始、株式会社ヨドバシ建物 ヨドバシパクパク レシートキャンペーン

7. SNS集客の見直しでよくある失敗

見直しの過程では、接点を失う・応募条件を増やしすぎる・確認を後回しにするという3つの失敗が起こりやすくなります。判断を急ぐと、元の課題とは別の問題が発生し、対応の工数がかえって増えるためです。やめ方・設計・確認の順番という3つの観点から、避け方を確認します。

7-1. 接点を確保せずにSNSを止める

成果が見えないという理由だけでSNSの運用を止めると、認知の接点が失われます。SNSは購買を直接生まない場合でも、商品名や施策を知る入口として機能しているためです。

止める前に、代わりとなる接点を確保してください。候補になるのは、応募者への連絡手段・自社サイト・店頭の告知物です。接点を用意してから更新頻度を段階的に下げる方法であれば、認知を保ったまま工数を減らせます。

7-2. 応募条件を増やして離脱を招く

購買につなげようとして応募条件を増やすと、応募数が伸びません。応募の手順が増えるほど、途中で離脱する参加者が増えるためです。フォローとハッシュタグ投稿とレシート送信を同時に求めるような設計では、最後まで進む参加者が限られます。

必須条件を購買の確認に絞り、アンケートなどの任意項目は応募完了後へ分けて設計してください。応募が完了した後であれば、回答する参加者も一定数残るため、必要な情報を集めながら離脱を抑えられます。

7-3. 規約と法令の確認を告知後に回す

告知を出した後に規約や法令を確認すると、条件変更や取り下げが必要になります。媒体のガイドラインは景品の種類や応募条件に関わるため、企画の根幹を変える必要が生じるからです。

告知後の変更は、応募済みの参加者への説明も伴います。景品と応募条件を決めた段階で確認を行い、確認日と確認者を記録してください。確認を工程表の中の1つの作業として位置づけておけば、担当者が交代した場合でも抜けが起きません。

8. SNS集客に関するよくある質問

SNS集客は今すぐやめるべきでしょうか?

一律にやめる判断は推奨できません。続けるか止めるかの分かれ目は、SNSが自社の認知の入口として機能しているかどうかです。代替の接点がない状態で止めると、商品名や施策を知る機会そのものが減ります。

まずは目的・指標・導線・確認体制・リソースの5つの軸のうち、自社で欠けている軸を1つ特定してください。優先順位を付ける際は、仕組みで解決できる導線と確認体制から着手すると効果が見えやすくなります。

キャンペーンへの応募投稿もステマ規制の対象ですか?

第三者が自主的な意思にもとづき、応募のために投稿する場合は、事業者の表示に当たらない可能性があります。判断が変わるのは、投稿内容を事業者が指定する場合や、対価を提供する場合です。

応募条件として投稿内容を細かく指定すると、自主的な投稿とはいえなくなる余地があります。企画条件によって結論が変わるため、一律には断定できません。応募規約を作る前に、消費者庁のステルスマーケティングに関するページと運用基準を確認してください。

SNSキャンペーンの成果は何で測ればよいですか?

SNS内の指標とSNS外の指標を分けて測ります。目的が認知であれば表示回数と反応数、購買であれば応募数と購買数を主指標に置いてください。

1つの指標で両方を評価すると、施策の判断を誤ります。報告フォーマットも目的別に分けておくと、社内での説明がしやすくなります。費用と成果を対応させて評価する場合は、SNSキャンペーン費用の相場と内訳を参照し、費用の内訳ごとに対応する指標を決めてください。

出典:消費者庁 令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります

SNS集客を購買までつなぐ設計は、応募形式と運用体制をあわせて決める必要があります。itsmonでは、SNSキャンペーンとレシート応募型キャンペーンの設計、応募管理、当選処理、キャンペーン事務局の運営まで支援しています。次回キャンペーンの進め方を整理したい場合はお問い合わせください。

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9. まとめ

古くなったのは手段ではなく、成果をSNSの中だけで確認しようとする組み立て方です。SNS集客はもう古いという問いは、役割の定義と確認体制を見直す機会として扱えます。次回の企画に向けて、担当者が着手できる項目は次の4点です。

  • SNSの役割を認知と送客に限定し、販促目標の評価は応募数や購買数で行う。
  • 景品と応募条件を決めた段階で、媒体ガイドラインと景品表示法を確認し記録する。
  • 5つの判断軸で自社の状況を棚卸しし、欠けている軸から着手する。
  • 購買の証明を伴う応募形式を選び、応募データを次の施策の判断材料にする。

4点は、担当者1人で完結するものではありません。法務担当や営業部門と共有したうえで、次回キャンペーンの企画書に確認項目として反映してください。

SNS集客はもう古いという判断で終わらせず、購買までつながる設計へ組み替える段階として進めると、施策の継続を社内で説明しやすくなります。設計や運用体制の整理から相談したい場合は、itsmonへお問い合わせください。

 

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